ADVICE
ADVICE
毎日がんばって育児をしているのに「なんで…?」「どうして…?」の連続。つい怒ってしまい、わが子の寝顔を見ながら後悔したり、自己嫌悪に陥ってしまったりする方もいらっしゃるのではないでしょうか。 私たちは、一人ひとりの好きなことを見出し、長所を伸ばすことで、保護者の方と一緒にお子さまの成長を支えていきたいと考えています。実際、日常において子どもの特性(個性)に合わせた工夫をすると、お子さまが感じている生活のしにくさが軽減されるケースがあります。私たちが実践してきた、「工夫」の基本を参考にしていただければと思います。
効果のない対応
・罰だけを与える
威嚇、怒鳴る、反省文を書かせるなど
⇒自尊感情が低下し、不安や恐怖心が高まってしまいます。
・抽象的、一貫性のない指示をする
⇒混乱して何をしていいか分からなくなってしまいます。
・人情論に訴える
⇒泣き落としや説得はあまり効果がありません。
効果的な対応
具体化した指示
曖昧な表現を避け、「何をどうするか」「すぐに行動に移せる言い方」にする
視覚化する
⇒口頭での指示より目に見える情報の方が理解しやすい場合もある。・時間を視覚化する(残り時間が見て分かるタイマーの使用)
・予定を視覚化する⇒見通しが立てやすい
・ルールを視覚化する
・強弱を視覚化する
・他者との接触を視覚化する
肯定的な表現をする
・「〇〇しないと△△できないよ」→「〇〇すると☆☆できるよ」
自尊感情を高めてあげる
・長所や独自の発想を大切にする
ことばを増やす
・気持ちを表す言葉を増やす